遺伝

先月、3年ぶりに両親に会いました。コロナの感染予防のため、実家には帰っていませんでした。だいぶ体がしぼんでいてびっくりしました。電話でやせたとは聞いていましたが。私も20kgくらいやせたので、お互いびっくり。お互い病気を心配しました。会って話をして、元気なことは確認できました。電話しても父が出ないので、認知症にでもなって電話に出られないのかと思っていましたが、大丈夫でした。

 

そのような両親ですが、健康オタクで、いろんなものに飛びついていました。私が幼少期のころには家で紅茶キノコを作ったり、アロエの苦い汁を飲まされたりしていました。当時高価だったはずの低周波治療器と思われる謎の機械が押し入れの奥に隠してありました。私にいたずらされないように。

テレビで「これが体にいい」と言われたものは大概買いに走っていました。納豆やら、バナナ、クエン酸、サバの水煮缶等々。

私が家を出てからは煮干しの粉や健康法の本が送られてきたりしました。たまに実家に帰ると健康グッズや運動器具、マッサージチェアや高電圧治療器などが増えていて驚かされました。

 

そんな両親を見て、「何をしているんだろう。そんなことすることないのに。もったいないなあ。」と思っていました。ところが、この1年で自分も同じような道をたどっています。これは遺伝?このような両親を見て育ったからかな?

 

体がしぼんだ両親にプロテインを送りました。だいぶ筋肉がしぼんでいたので。高齢者はたんぱく質の摂取効率が悪いとのこと。食事も野菜が多いように見えました。ですので筋肉が増えるよう、プロテインを送りました。グラスフェッドプロテインという、牧草を食べて育った牛の乳からできたプロテインです。幸い気に入ってもらえたようで、お代わりの電話がかかってきました。