思い込みの恐ろしさ

思い込み。

以前は必ず食事の際は甘いものを一緒に食べていました。糖分しか脳の栄養にならないからと思い、せっせと食べていました。甘いものは別腹という考えを信じていましたし。食事と一緒に食べれば太らないという考えを持っていました。たくさん食べていましたから、快便です。たくさん出ました。だから健康だと思っていました。健康診断までは。

 

自分が健康ではないことを思い知らされ、医者に行きたくない一心でどうしたら健康になれるか知るために、Youtubeを見たり、読書をするようになりました。砂糖の摂りすぎがいかに体に悪いか理解すると、甘いものを減らすことができました。最初は苦しく感じましたが、その苦しさと糖尿病の末路を比べれば、甘いものを我慢したほうがいいなと思えるようになりました。

 

甘いものを減らそうと決めた当初、毎食後に食べていた甘いものの量を単純に減らそうとしました。これは全くうまくいきませんでした。甘いものを食べてしまうと我慢がきかない。薬物中毒ではありませんが、歯止めがききません。チョコを半分残して次にとっておこうと思っても、食べ始めたら止まらない。

どうも減らすという行為がかなりハードルが高いようで、止めてしまうほうが易しいそうです。そのような情報を仕入れ、試してみました。家の中に甘いものがあると食べたくなるので、なくせばいいとあったので、家じゅうの甘いものを捨てました。お菓子、コーヒースティック、調理で使う砂糖も。捨てるまではもったいないなという気持ちがありましたが、捨ててしまうと妙な達成感がありました。それともう、甘いものは買わないと決めました。スイーツコーナーやお菓子売り場に行かないようにしました。目に入ると買いたくなるので。これがうまくいき、家では甘いもの断ちができました。

ただ、職場でいただくお土産の甘いものは例外として、おいしくいただいています。「家では」甘いものを食べないと、自分に約束しました。これは私にはうまくはまって、今でも続いています。